日本緩和医療学会 第4回九州支部学術集会 大会長挨拶
大分大学医学部附属病院 緩和ケアセンター長 奥田 健太郎
3年目に突入したCOVID-19パンデミック禍で、これまで多くの関係者の協力のもと実施されてきた緩和医療・緩和ケアにおいても従来の方法論や運営法に見直しを迫られることが多くなってきた印象を受けており、またそのような話も多く現場から聞くようになりました。各担当者が困難の中、前向きに様々な知恵や工夫を凝らす姿には敬意と感謝の念が絶えませんが、それぞれの体験を共有する機会を作り出すことも閉塞的な現状を打破する一助になるのではと期待を寄せ、来る2022年11月26日(土)、日本緩和医療学会第4回九州支部学術集会大分大会を大分市のJ:COMホルトホール大分にて開催いたします。
本学会の支部学術集会としては初の、現地開催とオンライン配信を同時に行うハイブリッド方式の採用に挑戦しており、今後の支部学術集会の開催のありかたについても工夫の経験を共有できるものになると感じております。
短い時間の開催ではございますが、メインテーマ「進化 コロナ禍に工夫したことも継続して活かそう」のもとに皆様と経験を分かち合うことをとても楽しみにしております。
職種を問わず緩和医療・緩和ケアに携わる方、また分野としてご興味のある医師・医学生の皆さまのご参加を心よりお待ちしております。どうぞお誘い合わせの上ご参加ください。
末筆ながら本大会の開催に際し、多くの皆様方にご支援ご協力を賜りましたことに心から感謝申し上げ、第4回九州支部学術大会の成功と日本緩和医療学会の発展を祈念し開催の挨拶とさせていただきます。
2022年5月吉日